最近知り合いの中で、車を買い替える人が増えています。以前はセダンを選んでいる人がかなり多かったですが、最近はMPVが最優先に。
10月から発売の広州トヨタ製SIENAはオーダーから納車まで3ヶ月以上もかかるそうです。今年4月発売のHIGHLANDERからメーカーがオンラインで販売し、基本的にメーカーで車両の販売価格を統一しているモノの、SIENAだけは特別対応になっているのです。
メーカーのオンラインセールスappの公式サイトには公然と「メーカーの販売価格を目安に、最終購入価格はDLRとの協議価格を正とする。」の補足説明が。
DLR側情報によると、通常通りの納期より早く手に入れるためには5万元〜7万元ぐらい余計なコストがかかるそうです。
人気モデルHIGHLANDER以上のヒット車種SIENAがこれだけ売れる理由は何でしょうか?
個人的な見解ですが、
マーケットニーズ
中国の家庭が1人っ子から2人子になることに伴って、ビジネス機能と家庭用車機能を持つ車両のニーズが大幅に増えています。しかし、中国国内で販売されているMPV車は数えられるくらい。欧米系のGL8以外、ローカルのM8とWULING HONGGUANGのミニバス、日系は本田のELYSIONぐらい。
前職の時代、M8が企画の倍以上の販売台数が出たことで、皆さんが大変喜んでました。添付のグラフからも分かるように、GL8の月別販売台数は一万台を超え、強い商品力を見せています。
こんな売れ行きにトヨタのMPVが出世したのはいいタイミングだと思います。
ブランド力
中国には「有路就有丰田车」道ある所にトヨタ車があると言う言葉があります。これだけ信じられるブランドだけあって、期待されるのは間違いないでしょう。
商品力
GL8よりオーバーサイズであり、インテリも高級感あり。プライスも合理的であり、高級バージョンのオープンプライスが33.38万元で、同じグレードのGL8に比べ2万元も安い。トヨタ新車広告になってしまう感じですが、個人的なエモーションは別にして、車の話だけではなく、人間も同じく、モテる人間になるには同じ原動力が必要ではないのではと思った瞬間です。皆さんはどんなお考えでしょうか。